成功のカギは業者選び!土地付き太陽光発電物件に関するノウハウを身につけて、投資を成功させよう!

太陽光発電詐欺に騙されないためには?対策方法を知っておこう!

公開日:2021/06/15  最終更新日:2021/07/06


太陽光発電投資は、2012年のFIT(固定価格買取)制度をきっかけに広まった、サラリーマン投資家などに人気の投資方法の一つですが、太陽光発電投資ブームにのった悪徳詐欺業者も現れ被害にあう人も出ています。太陽光発電詐欺に騙されないために、詐欺の手口や対策方法、業者選びのポイントを解説します。

太陽光発電投資に関する詐欺の手口

まず、太陽光発電投資に関する実際の詐欺事例を紹介します。一つ目に紹介するのは、虚偽、あるいは誇張した内容で契約を結ばせるケースです。「メンテナンスは不要」「電気を売った収入で確実に元がとれる安全な投資」といったおいしそうな話を並べて契約し、太陽光発電設備も設置されますが契約時の説明内容と実態が異なるというものです。

投資にリスクはつきものというのはどの投資でも変わりません。リスクについての説明をせず「絶対に儲かる」と商品をすすめる業者には注意が必要です。また、太陽光発電についての知識を持っていれば、適切な発電量を維持するにはメンテナンスが欠かせないこともわかるはずです。

注意したいのは、巧妙に偽装されたシミュレーションです。発電シミュレーションで、日射量を水増ししたシミュレーションを作成しているのが代表的な例です。太陽光発電の運用をする際に重要なのが太陽光パネルを設置する場所に一年間でどれだけ太陽の日射があるかという点です。一年間ずっと晴天で太陽が当たり続けることはありえませんし、季節によっても日射量は異なります。周辺に太陽光を遮る建築物や樹木がないかなど、複合的な要素を考慮しなければなりません。

悪徳詐欺業者は、ありえない数値の日射量をベースにした発電シミュレーションを作成し、それをもとに「太陽光発電はこんなに儲ります。」という説明をします。シミュレーションには一定の説得力があるため信じてしまう人も多いのですが、実態は異なるので当然シミュレーションどおりの収入を得ることはできません。

また、計画倒産による詐欺の事例もあります。最初から倒産して雲隠れするつもりで契約を結び、太陽光発電投資のための費用が支払われたあとに計画的に倒産をするケースです。このケースでは、契約した業者と支払い後に突然連絡が取れなくなり、太陽光発電設備も設置されず支払った費用も戻ってきません。

倒産した業者を相手どった訴訟も何件かおこされていますが、業者側が最初から騙す意図で契約を結び計画倒産をしたことを立証することは難しく、裁判でも業者の勝訴となり被害者が泣き寝入りすることが多い状況です。相場の何倍もの高額な工事費用を請求されるケースもあります。太陽光発電には高額の初期費用がかかりますが、設置する機器の価格が高いのか安いのか、素人には判断が難しいことがほとんどです。

太陽光パネルは毎年進化を続けており、発電効率のいいパネルも続々と販売開始されていますが、種類が増えることで相場をわかりづらくしています。そこにつけこみ、太陽光発電設備の初期費用として相場からかけはなれた高額な金額を要求するケースがあるのです。完全に架空の太陽光発電設備にお金を支払ってしまうケースもあります。

インターネットなどでおすすめの投資案件を装って出資者を集め、それらしいセミナーを開催して、参加者はそのまま契約を決め契約金を支払ってしまいます。「申込金」あるいは「手付金」といった名目で高額な代金の振り込みをさせ、そのまま音信普通になります。詐欺ではない実際の太陽光発電業者もセミナーは開催するため、セミナー=詐欺ということではないのですが、素人に見分けるのは難しいかもしれません。

最後に、実際に太陽光設備は設置されるものの、ずさんな手抜き工事をされるケースです。適切な発電量を得るためには、太陽光パネルを正しく設置することが重要です。太陽光パネルは設置する土地によって適切な設置方法が異なります。土壌整備を行ってから設置を行わないと、パネルの架台が傾いてしまったり、風雨でパネルが破損してしまったりすることもあります。

見積りには土壌整備費用が含まれているにもかかわらず、適切な土壌整備を行わずにパネルを設置するケースもあります。また、契約時に説明を受けた方法とは異なるやりかたでパネルを設置したり、粗悪なパネルを設置されたりしてしまうケースも発生しています。

太陽光発電詐欺に騙されないためには?

太陽光発電詐欺にあわないために、まず重要なのは太陽光発電業者や施工業者について徹底的に調査を行うことです。インターネットで社名を検索し、口コミや評判を確認してください。ただ、インターネット上の口コミは業者がサクラを使って偽装することもできるため、法人として登記されているかどうかの確認や、可能であれば会社の住所に行ってみて実在する会社かを確認することもおすすめします。

また、太陽光発電について自分できちんと知識をつけておくことも重要です。太陽光発電投資をはじめるのであれば、FIT制度の買取価格や期間、平均的な売電収入の相場について自分で調べ、知識をつけておきましょう。正しい情報を得るためには信頼性の高い公的なホームページを複数確認するのがおすすめです。

太陽光発電投資の利回りは平均10%前後といわれています。極端に高い利回りを謳っている業者は詐欺業者と考えたほうがよいでしょう。業者が提出したシミュレーションを鵜呑みにしてはいけません。必ず、自分でもシミュレーションを行ってください。

日本各地の日射量はNEDO日射量データベース閲覧システムなどで無料公開されているので、年間発電量や売電収益シミュレーションは自分でも作成できます。自分のシミュレーションと業者のシミュレーションを比較することで業者の水増しを見抜きましょう。詐欺業者は「今日決めてくれれば、大幅に値引きできる」「先着○名限定」「キャンペーン中」といった文句で契約を急がせます。

比較したり調べたりすれば、すぐに説明に嘘や誇張があることがバレてしまうからです。そういった業者には「他社と比較検討したい」と伝えるとシミュレーション資料を含め何も残さずに去っていきます。太陽光発電投資を始める際は、即決せず複数の業者の見積りやシミュレーションを比較することで詐欺業者を見抜くことができます。今日中の契約を迫る業者はすべて詐欺とみなしてもかまわないでしょう。

信頼できる太陽光発電業者選びのポイント

信頼できる太陽光発電業者を選ぶためには、法人実態があるか、契約を急がせず比較検討の猶予があるか、シミュレーションの内容が自分で調べたものと変わりないかといった確認が重要です。太陽光発電で一定した発電効率を維持するためには、発電機器に異常がないか、発電不良がおこっていないかを定期的に調べたり、太陽光を遮る木々があれば除草処理をしたりといったメンテナンスが不可欠です。

適切なメンテナンスを行わないことが原因で売電ロスが発生し、計画していた収益を大幅に下回ってしまうケースもあります。太陽光発電の契約時には売電ロスが発生した場合や設備に不具合が生じた際の補償があるか、トラブル対応の詳細やメンテナンスの内容、頻度も確認しておきましょう。

 

リスクのない投資はありませんが、太陽光発電は比較的リスクを抑えて安定収入を得ることのできる投資案件です。太陽光発電投資について知識を持ち、詐欺業者の特徴や見分け方を知っていれば、詐欺にあう可能性も低くなります。信頼できる太陽光発電業者を見極めることが、太陽光投資を成功させるカギといえるでしょう。

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