成功のカギは業者選び!土地付き太陽光発電物件に関するノウハウを身につけて、投資を成功させよう!

太陽光に蓄電池を後付けするメリットと費用相場

公開日:2023/11/15  最終更新日:2023/07/05

建築

都内でも住宅に太陽光パネルの設置が義務付けられる条例が2025年に施行される予定となっているなど、環境問題に対して現在、再生エネルギーが注目されています。そのなかでも太陽光発電は、代表的な再生エネルギーとして、さまざまな所で、活躍しています。今回は、そんな太陽光に蓄電池を後付けするメリットと費用相場について解説していきます。

太陽光に蓄電池を後付けする方法

太陽光パネルが日本で発売されるようになったのは、およそ20年ほど前と言われています。なので、蓄電池をつけずに、太陽光パネルだけ設置されている住宅は多く存在するはずです。

そんな方々が蓄電池を後付けする方法というのは、どのようなものなのでしょうか。こちらでは、そんな太陽光に蓄電池を後付けする方法について紹介していきたいと思います。

単機能型の蓄電池

まず、蓄電池を後付けする方法として、「単機能型」の蓄電池を設置するという方法があります。こちらは、蓄電池用のパワーコンディショナーを設置することで、蓄電池の設置が可能となります。

この単機能型の特徴として、太陽光のパワーコンディショナーとは、別で、蓄電池用のパワーコンディショナーがあるため、それぞれ独立しているという点があります。

そのため、太陽光発電のシステムのほうには、影響を与えないため、太陽光システムの保証が残っている方や、太陽光のパワーコンディショナーを変えたくない方には、単機能型がおすすめできます。

また、単機能型は、下記で紹介している「ハイブリッド型」に比べて、価格が安いのも大きな特徴となっています。そのため、価格を重視して、費用を抑えたい方にも、単機能型をおすすめしています。

ハイブリッド型の蓄電池

蓄電池を後付けする2つ目の方法として、「ハイブリッド型」という蓄電池を取り付ける方法があります。ハイブリッド型というのは、太陽光システムのパワーコンディショナーと蓄電池のパワーコンディショナーを共有して使用する蓄電池を指します。

そのため、ハイブリッド型を取り付ける際には、太陽光システムのパワーコンディショナーを取り外してから、共有のパワーコンディショナーを取り付ける必要があります。

こちらの特徴としては、導入費用が単機能型と比べて高いものの、設置スペースが少なく済んだり、発電した電気の変換ロスが単機能型よりも少ないといったメリットがあります。

なので、どちらのタイプを選ぶかは、自分がどこのポイントを重要視するかがとなってくるので、それぞれのタイプのメリット、デメリットをよく考えて、慎重に検討していきましょう。

後付けによる注意点

蓄電池は、基本的に太陽光発電を設置済みのお客さんに向けて販売している商品となっています。しかし、全ての蓄電池が太陽光発電システムと組み合わせることができるわけではないことを覚えておきましょう。

それぞれの太陽光パネルのメーカーや設置状況により、お客さんが理想としている蓄電池を設置できない場合もあります。なので、設置を検討している方は、あらかじめ希望の蓄電池が、自分の家で設置可能なのかをチェックしておくことが重要となってきます。

蓄電池を後付けするメリット

次に、蓄電池を後付けするメリットについて説明していきます。実際に蓄電池を後付けすると、どんなメリットが発生するのでしょうか。下記では、そのメリットを1つずつ詳しく紹介していきたいと思うので、ぜひご覧ください。

電気代を節約できる

蓄電池を後付けする最大のメリットといえば、電気代が節約できるという点になります。蓄電池を後付けすれば、太陽光で日中発電した電気をためることが可能となります。

ためておいた電気は、夜間などに自分で利用することができるため、わざわざ電力会社などから電気を買う必要がなくなります。電気を買う必要がなくなれば、電気代は、かからなくなるため、結果的に光熱費の節約につながるというわけです。

例えば現在ですと、ロシアとウクライナ問題が原因により、電気代の大幅な値上げが、家計に打撃を与えていることでしょう。

ですが、太陽光と蓄電池が揃っていれば、電気を買わなくて済むようになるため、今回のようなケースに直面しても対応できます。つまり、蓄電池は、家計を助けてくれる優秀なサポートアイテムになるというわけです。

補助金などが利用可能

蓄電池を後付けするメリットの1つとして、国から出ている補助金を活用して、設置が可能という点があります。2023年では、なんと国から3種類もの蓄電池補助金がでています。

それぞれ金額に差はありますが、どの制度も一定の条件を満たしていれば、補助金が受けられる仕組みとなっています。どの制度も申請期限があるものや、予算の上限に達すると終了となってしまうので、早めの申請をおすすめします。

自分が補助金を受ける条件に当てはまっているか、どの制度を申請するかをしっかり調べておいて、補助金を有効活用して、蓄電池を設置しましょう。

災害時にも安心

蓄電池を後付けするメリットとして、災害時にも強い家になるという大きなポイントがあります。これは、どういうことかというと、蓄電池に電気をためておけば、停電時に電気を活用できるということです。

台風や地震などによる、自然災害が多い日本に住んでいる以上、いつ災害に見舞われ、電気が止まってしまってもおかしくありません。

そんな時に、蓄電池を後付けしておけば、大規模な停電が起きた際にも、安心して電気の使用が可能となります。このように、災害のリスクに備えたい方にも、蓄電池はピッタリの商品というわけです。

蓄電池の後付けにかかる費用

最後は、蓄電池の後付けにかかる費用についてです。蓄電池を設置したいと思ったら、後付けにかかる費用も気になるところですよね。下記で、その費用について詳しく説明していきます。

蓄電池の工事費用

蓄電池の工事費用は、設置の際の取り付け費用と配線工事を合わせて、約20万〜30万円といわれています。

この費用は、蓄電池本体の価格を除いた工事費用のみの値段となっており、取り付け時の設置状況や工事に手間が掛かる場合、費用が高くなる可能性があるので、注意しておきましょう。

このような工事に取り掛かる際には、前もって業者の方が施主立ち合いのもと、蓄電池の設置スペースや環境に問題がないかを確認してくれます。

設置場所が問題ないと判断された場合は、基礎工事や蓄電池の取り付け、配線工事を経て、最後に最終確認を行えば、工事は終了となります。蓄電池には、エコモードや停電時に活用するモードまで、さまざまなモード等が設定されているのも特徴です。

なので、工事終了後に、業者やメーカーからしっかり説明を聞いて、それぞれのモードの効果や、エラー発生時の対応などを確認しておくことも覚えておいてください。

そして設置後に、蓄電池の効果が発揮できるようにしておきましょう。

まとめ

今回は、蓄電池を後付けする方法やメリットなどについて解説していきました。蓄電池は、本体価格と設置工事込みだと、相場が約80〜200万円程といわれており、価格に関して、高いと感じる方もいるかもしれません。しかし、先ほども説明したとおり、近年の大幅な電気代値上げの対策、災害の際にも活躍が期待できる代物となっているので、値段を考慮しても、蓄電池を後付けする価値は、大いにあると考えます。また、蓄電池は、さまざまなメーカーが発売しているので、それぞれで比較することも重要になってきます。価格の面で、躊躇している方は、上記で説明した補助金をぜひ活用してみましょう。そして、節電、災害に強い蓄電池を検討してみてはいかがでしょうか。

サイト内検索
記事一覧