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太陽光の発電量で天気より大事なもの…投資成功を左右するのは日照時間

公開日:2019/08/01  最終更新日:2019/06/12

太陽光発電は太陽光がどれくらい当たるかどうかということでも発電量が大きく変わってきます。

特に太陽光発電投資をおこなう場合は、どれくらい発電できるかということによって利用するパネルのサイズも違います。

また利用すべきパネルの性能も変わるので、初期投資の額が大幅に違ってしまうということも決して珍しくありません。

日本は南北に長い国だということ

日本の国土は他の国に比べて決して大きいわけではありませんが、南北に長い国土なので、場所によって緯度がかなり違っています。それはその場所の気候にも大きく影響をおよぼし、沖縄のように亜熱帯気候の場所もあれば、北海道のように亜寒帯に属するところもあります。

もちろん東京をはじめとしてほとんどの地域は温帯に属しており、その場所によってもかなり気候が違っています。だからどこでも同じように過ごすことができるわけではなく、その地域によって生活様式なども大きく違っている場合も少なくありません。これはただ単に生活様式だけの話ではなく、太陽光発電にもこの南北に長い国土は大きな影響をおよぼしています。太陽光発電は太陽光のエネルギーを利用して発電するシステムとなっているので、どれだけ太陽光を吸収できたかということでも発電量は大きく変わります。

天気が良い日のほうがたくさん発電できるし、天気が悪い日はあまり発電せず、夜間は太陽光が当たらないので全く発電はしません。ただ太陽光発電自体はたしかに天候によってその発電量がかなり左右されますが、実はそれ以外にも大きな影響をおよぼす条件が存在しています。それが日照時間と呼ばれるもので、簡単に言えば太陽が昇ってから沈むまでの間に地面が太陽光を受ける時間のことを言います。つまり、太陽光が当たる時間が長いところのほうが長時間太陽光パネルにも太陽光が当たるのでたくさん発電できるというわけです。

なぜ場所によって日照時間が左右されるか

日照時間は太陽が昇ってから沈むまでに地面に太陽光が当たり続ける時間のことを言いますが、1年中同じ時間というわけではありません。そもそもこの時間は緯度だけでなく、季節、さらに天候や建物によって日陰ができてしまったりすることでも変わってくるからです。また同じような場所でも気候やその場所の地形、さらに周辺にある建物などでも変わってしまいます。

現在日照時間は主に気象庁が観測しており、太陽追尾式日照計を利用してその長さを測っています。このようにして計測された日照時間を利用すると、1年間でどれくらいの太陽光をパネルに当てることができるかが分かります。したがって、太陽光発電投資をおこなう場合も、より実際の数値に近い値でシミュレーションできるので、どれくらいの利回りになるのかあらかじめ計算しやすくなります。

また、あまりよく知られていないことかもしれませんが、実は日本は世界平均に比べ、短い日照時間となっています。場所によってもその値は違いますが、だいたい500時間から1000時間は日本のほうが短い計算です。これは、日本の昼間の長さが季節によっても大きく変わってしまい、何時間も違っているということが関係しています。またそれ以外にも梅雨や台風のために太陽光がなかなか当たらない時期があったり、北海道や日本海側では大雪が降ることなどが大きく関係しています。また日本国内だけに目を向けてみても、長いところと短いところでは1年間の日照時間が500時間も違っています。つまり、どこでも同じように発電させることができるというわけではなく、場所によってたくさん発電できるところもあれば少ないところもできてしまうというわけです。

ただ日照時間は発電量に大きく関係する要因ではありますが、発電量自体はそれだけで決まってしまうというわけではありません。太陽光パネルはいくつものメーカーで作っていますが、その発電効率はメーカーによっても大きく違っています。もちろん発電効率が高いものを利用すれば、それだけたくさんの電気を作ってくれるので、太陽光発電投資をおこなう際も、多くの利益が期待できます。しかし発電効率が高い太陽光パネルは高額なので、システム導入のための初期費用がどうしても高額になりがちだという面も注意しなければなりません。

太陽光発電投資で利益を出すために

太陽光発電投資は他の投資と比べると高い利回りとなっているので、現在チャレンジする人は少なくありません。また売電価格が20年間一定ということから、どれくらいの利益が期待できるかということも計算しやすいという点も高く評価されています。したがってこれから投資をおこなう人にもおすすめと言われることも少なくありませんが、日本で太陽光発電投資をおこなう場合はその場所によっていろいろと気をつけるべきことがあります。

その一つが日照時間が場所によって大きく違っており、どこでもおなじだけの発電量を期待できるわけではないということです。太陽光がたくさん当たる場所であれば、それほど発電効率が高くないパネルを利用したとしても十分利益を得ることができます。しかし太陽光があまり当たらない場所の場合は、発電効率が高いパネルを利用したり、広い面積にパネルを設置しなければ十分な利益が期待できない可能性があります。またそのパネルを設置する場所によっても日当たりが大幅に変わり、近くに高い建物があるという時は時間によっては日陰ができてしまうことも考慮しなければなりません。つまり、太陽光発電投資をおこなう場合はその場所の気象条件だけに目を向けてしまいがちですが、実は日照時間に目を向けなければならないということです。

ただ現在では従来のものに比べて高い発電効率のパネルが多く開発されています。上手にパネルを設置すれば、太陽光発電での利益も十分期待できるということも言えます。したがって、少々太陽光が当たる時間が短かったとしても、利用するパネルを工夫すればある程度の発電効率は期待できます。とは言え、一般的に自分の住んでいる場所の日照時間がどれくらいかを知っている人は少ないといえます。したがって、利益を出すためにはまず1年間にどれくらいの太陽光が降り注ぐ可能性があるかということを調べなければなりません。また近隣に高い建物がある場合や、背が高い木がある場合は日陰ができてしまうので、その点も考慮してシステムの導入をおこないます。そうすれば、北海道でも沖縄でも、もちろん東京でも太陽光発電投資によって同じくらいの利益を期待することは十分可能です。

太陽光発電は、どれだけの太陽光が当たるかということで発電量が大きく変わるため、導入の際は日照時間に目を向ける必要があります。特に日本は南北に長い地形なので、場所によって全く時間が違っているのでどこでも同じシステムで良いというわけではありません。どうしても太陽光発電というと天気のほうだけに目を向けてしまいがちですが、実はそうではなく日照時間にもしっかりと目を向ける必要があります。またその時間はどの地域かということだけでなく、近隣に高いビルや木があるかということでも大きく変わります。したがって、パネルを設置しようとしているところにどれだけの太陽光が当たるかが分かれば、パネルの枚数やどのメーカーのパネルを利用するかを考えれば、ある程度の発電量が期待できるかも明らかになります。太陽光発電投資をおこなう場合は、このように太陽光がどれだけ当たるかということにも目を向けておくことが基本です。

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