成功のカギは業者選び!土地付き太陽光発電物件に関するノウハウを身につけて、投資を成功させよう!

太陽光発電所の周りはフェンスで囲むことが義務付けられている!?

公開日:2020/05/15  最終更新日:2020/07/03

太陽光発電は、環境に影響を与えない代替エネルギーとして注目されています。そんな太陽光発電ですが、個人団体が安定して使えるように土地を購入して発電するメガソーラーの設置が伸びています。そんなメガソーラーの設置ですが、新しい法律によって柵を取り付けることを義務化されるようになったのです。

継続的に運用するための安全性を向上させるためです

なぜ太陽光発電所を設置する際にフェンスを設置することが義務付けられるようになったのかというと、その目的はやはり安全性を確保するためです。

太陽光発電の仕組みをおさらいすると、ある程度の開けた土地に太陽光を吸収するパネルを設置します。太陽光で生まれた熱を内蔵しているタービンに流すことで回転させ、その回転して生まれた電気を蓄電池に送り込みます。蓄電池に送られた電気は取り付けてケーブルを通して、変電機に送られて一般家庭に使われるという流れです。

この仕組みでわかる通りに太陽発電というと、パネルからケーブルと蓄電池までさまざまな工具を介して初めて使えることがわかり、どれか一つでも欠けた段階で使えなくなる繊細な発電システムになります。フェンスを設けるように義務付けられたのは、この繊細な発電システムに問題が起きないようにするためです。

最初に設ける理由として子供と小動物の侵入を防ぐためであり、小動物や子供が近くで遊んでいるときに誤って施設内に入り込み、興味本位でケーブルを踏むもしくは外す、また蓄電池に触れるリスクがあります。もし誤ってパネルを落とすようなことがあれば発電自体ができなくなるだけでなく、パネルは一枚だけでも重量があるので下敷きになれば大けがでは済まないリスクがあります。

さらに発電中に誤ってケーブルや蓄電池に触れてしまうと、蓄積した電気が漏電する恐れがあるのです。漏電は一気に広範囲に広がるので火災の原因になるだけでなく、近くにいた小動物や子供が感電をすることでこれも命にかかわります。

そしてもう一つ重要なのが、フェンスを取り付けることで窃盗被害を抑えるためです。先に言った通りに日本が2011年を契機に自然エネルギーの大切さが広まったのですが、それは海外でも同様で温暖化対策や長期的視野による原発を減らす目的で自然エネルギーに移行する国が増えています。

そのため各国の太陽光エネルギーの需要が伸びたのですが、それに比例して増えてしまっているのが盗難の増加です。需要の増加によって、昔に比べて企業努力によって格段に性能がアップしています。

しかし企業努力の粋が集まった設備は、ライバル企業もしくは技術を盗みたい国にとっては是が非でも手に入れたいと思うものです。実際に世界各国の事例で人気が少ない時間帯を選んで施設の中に侵入し、大切な部品を盗まれてしまい発電ができなくなることが起きています。

そこで太陽光発電所の重要な箇所に取り付けることによって、各所に防犯カメラとブザーを設置する場所を増やすことに役立つので防犯力を高めること役立つのです。

環境によっては設けなくても済む場合があります

子供やイノシシなどの小動物の侵入による破損そして技術の粋が集まった設備の盗難を防ぐために設置が義務付けられましたが、実は特別な条件下であれば設置する量を減らすことができます。フェンスを義務付けられたのは侵入を防ぐためのためであり、そもそも侵入が難しい条件下であれば完全防備をする必要がなくなるのです。

例えば太陽光発電システムを設置している土地の一部が人間が昇るのに時間がかかるような急斜面や、すぐ隣に海や川などの水辺があるときです。これらの場合は設置が難しいので、必要な箇所だけに設置するだけで済みます。

そして個人団体が土地を購入して設置するだけでなく、農業をしている人間が投資目的で始めた営農型太陽光発電の場合です。営農型太陽光発電をするときに、周囲を囲んでしまうとトラクターなどの収穫に使うための道具の持ち運びができなくなる場合は免除されます。

重要なポイントを知っておくことが大事です

フェンスを取り付けることで防犯力が高まることから設置すべきですが、実行する際には重要なポイントがいくつかあるので覚えておく必要があります。まず取り付けるうえで重要なのは高さであり、先に言った通りにフェンスを取り付けるのは窃盗犯からの防御だけでなく設備の危険度を知らない子供や小動物が侵入しないようにするためです。

定められている基準以上のフェンスを設置しないと、子供や小動物の身体能力は大人が思っている以上の高いので乗り越えてしまう恐れがあります。そのため基準に定められているのが子供や小動物が乗り越えないと思われている120メートルですが、場合によっては超える高さを設置するだけでなく侵入防止金具を設置すると安全です。

そして乗り越えられないのも重要ですが、潜り抜けられることも防がなければならない点といえます。設置した場所が柔らかい土だったり、侵入できないと高をくくって空間を開けてしまうと抜けられてしまう恐れがあります。そのため地面は必ず土ではなくコンクリートで補強し、地面と空間が開かないようにすることが大事です。

そして出入り口には必ず強固な施錠をするだけでなく、もしできるのであれば防犯カメラとブザーを設置して緊急時に行動できるように準備します。フェンスにも値段によって種類があって、簡易の金網から鉄製のタイプまで幅があります。予算も判断材料になりますが、やはり長期的視野で運用するのであれば高品質を選ぶことが大事です。

そもそも取り付けるのは子供や動物の侵入だけでなく、窃盗犯から防御も大事な要点です。もし予算上の関係で手軽に設置できるタイプだと、窃盗犯からすれば切断や液体をかけての腐食で脆くさせればよいと考えてしまうので防御にならなくなります。そのため設置するときには、初期投資と考えて液体や紫外線といった腐食に強く切断もしづらい材質を選ぶことが大事です。

最後に至極当然ですが、太陽光発電所は電気を取り扱う場所なので最大の問題になる漏電にたいして注意する必要があります。設備とフェンスが近いと漏電した際に破損してしまう恐れがあるので、必ず1メートル以上は離す必要があるのです。

そして子供の侵入を防ぐ目的と言いましたが、大人であっても何らかの形で誤って侵入する可能性は十分にあります。仮に街灯のない夜の時間帯に侵入した場合において、設備が破損すれば漏電してしまう恐れが十分にあるのです。

そのため設備内には簡易でもよいので灯りがつくようにするだけでなく、入ってはいけない場所ということを知らせるために看板を取り付ける必要があります。

 

2011年を契機にエネルギーに関する関心度が高まっており、このままではいけないという危機意識から太陽光エネルギーの需要は伸びています。家庭に設置できる面積があればよいですが、土地の環境によって設置できない場合にはメガソーラーという形で太陽光発電所に関与することができるのです。

ただメガソーラーという形で関与する場合、設備の盗難や子供や小動物の侵入による破損を考えて防衛策をとる必要があります。それがフェンスであり、適切に設置することで安全に運用することができるので義務付けられているのとは関係せずに所有主が責任をもって設置すべきものです。

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