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太陽光発電投資のメンテナンスの重要性!種類や費用目安は?

公開日:2021/07/15  最終更新日:2021/07/06


近年安定した投資商材として注目されている太陽光発電投資。しかし株などの投資商材などにはない設備のメンテナンスが必要なことをご存じですか?今回は太陽光発電投資のメンテナンスの重要性、種類や費用の目安など、太陽光発電投資のメンテナンスのさまざまな情報についてご紹介します。

太陽光発電投資のメンテナンスの重要性

2017年の改正FIT法で太陽光発電投資のメンテナンスの義務化が定められました。長く安全にシステムを使用するために、資源エネルギー庁では4年に1回の点検を推奨しています。太陽光発電パネルを洗浄したり、雑草対策を行うなど、定期点検を行うことで正常に動作するかなどを確認します。

太陽光発電投資のメンテナンスで重要なポイントは大きく2つあり、発電量低下を防ぐこと、環境によるトラブルの回避が挙げられます。太陽光パネルに汚れや傷、草木などの日影が差し込むと発電量が低下してしまい、売電による利益が下がってしまいます。

太陽光を追尾する装置の動作不良や故障、接続部の不良など、機械的な理由で発電量が下がってしまうこともあります。発電量をモニタリングしていて、発電量が低下した場合は何らかのトラブルが発生している可能性があります。安定した収益を得るためには定期点検によって発電設備のチェックをすることが大切です。

また、太陽光パネルは太陽光によって発電することから屋外に設置されており、天候や自然の影響を大きく受けます。屋外の過酷な環境でも稼働できるだけの耐久性を備えていますが、気温、雨や落雷、雪や台風など過酷な自然環境に長期間さらされていると耐久性があっても設備の状態は変化していきます。天候だけでなく野生動物によって設備が壊されてしまうことも。

設備が影響を受けるだけでなく、太陽光パネルの固定状態が悪くなり、強風などによって近隣に飛んでしまい、近隣住民の方に被害を出してしまう可能性もあります。収益の安定化だけでなく、近隣住民の方への安全のためにも太陽光パネル、太陽光発電システムの定期点検を行い、状態確認をするようにしましょう。

定期点検を行った際は記録を残し、いつにどんな点検、メンテナンスを行ったかわかるようにしておきましょう。一般社団法人日本電機工業会、JPEA太陽光発電協会で定められた太陽光発電システム保守点検ガイドラインでは、太陽光発電設備の維持における予防、是正、発電性能に係わる保守要件と推奨案が記載されており、信頼性、安全性及び耐火性にかかわるシステム機器及び接続部の基本的保守、不具合対応手順及びトラブルシューティングのための手段、作業者の安全、電性能を維持するための保守項目の4項目に分類され、まとめられています。

太陽光発電投資のメンテナンスの種類と費用目安

太陽光発電投資の定期メンテナンスは発電性能の維持、不具合の防止、故障時の復旧の3つの目的があります、定期メンテナンスの内容は大きく、設備の定期点検、定期点検以外で任意で行うスポット点検、太陽光パネルの戦場、設備周辺の除草作業の4種類があります。設備の定期点検では太陽光パネルや架台、ケーブルなどの設備の点検、動作確認、初禅師の電圧チェックを行います。スポット点検は遠隔監視などで発電量低下などの問題が発生した時に、定期点検のタイミング以外で任意で設備の点検、動作確認を行います。

また太陽光パネルについた砂や鳥のフンなどの汚れは雨では落ちないので、専用の薬剤で落とす必要があります。太陽光パネルをきれいにしておかないと部分的な遮光が発生してしまい、ホットスポットが発生して発熱による不具合が発生してしまいます。太陽光パネルが地上にある場合は周囲から雑草が生えてきて、太陽光パネルに影を落としたり、設備に草や蔓が絡まって太陽光の追尾に影響が出てしまうこともあります。

これらの定期点検は売電の利益に直結するので定期的に行う必要があります。太陽光発電システムのメンテナンスの費用は発電量によって変わりますが、住宅用であれば4年に1回行うことが推奨されている定期点検で1回2万円、スポット点検だと目視での点検なら7~10万円、機械的、電気的な点検であれば約15万円、太陽光パネルの洗浄ならパネル1枚当たり1,000円で設備のパネル枚数分、除草作業であれば1回あたり5~8万円で年に数回行うことが推奨されています。除草作業は除草方法によって金額が大きく前後します。非住宅の場合50KW未満で、設備の定期点検で10~15万円、スポット点検で10~15万円、パネルの洗浄で5~20万円ほどの費用感になっています。

また、太陽光パネルで発電した直流の電気を交流に返還するパワーコンディショナも交換も10~15年ほどで行う必要があります。費用は10~20万円程度で、太陽光パネルの耐久年数よりも短いため、先に交換が必要になります。これらのメンテナンスを定期的に行うことで発電ロスを予防し、売電収入が下がることを防ぐことができます。

万が一、メンテナンスを怠ってしまうと?

太陽光発電投資のメンテナンスを怠ると、発電量の低下、故障、盗難、FIT認定の取り消しなどのリスクがあります。パネルに砂や鳥のフンがついて汚れてしまうと、太陽の光がパネルに当たる部分が減り、発電量が低下してしまいます。部分的な遮光が発生することでパネルの一部分だけが高温になってしまうホットスポットが発生してしまい、パネルの故障につながってしまうことも。

パネルに直接ついた汚れだけでなく、太陽光パネルを地上に設置している場合は雑草がパネルにかかることで影を落とし、光量が減ってしまい発電量の低下につながることもあります。発電量の低下は売電による収益の低下にもつながりますので、定期的なメンテナンスで安定した発電を行うことが大切です。

ホットスポットによる故障だけでなく、定期的に太陽光発電システムの点検を行い、システムやパネルの状態を把握しておくことで故障のリスクを軽減することもできます。電気ケーブルが外れていた、太陽電池モジュールの表面が割れていたなどすれば発電にも影響がでますし、パネルが発電不良を起こしている、システム的に問題があるなどすればEL検査など専門的な検査も必要になります。

定期点検を行っておけば消耗品などをあらかじめ交換することもできますし、故障を起こす前に予防で交換、メンテナンスなどを行えるので、コストや損失を抑えることにもつながります。発電効率が落ちることで売電収入が減るだけでなく、余分にコストがかかってしまうことにもつながりますので、定期点検をして故障や不調を予防することは大切です。

また、2017年の改正FIT法によって、太陽光発電投資では定期点検が義務化されました。定期点検の対象に法改正前に設置された太陽光発電投資システムも含まれ、定期点検を行わないとFIT認定が取り消され、売電ができなくなってしまう可能性もあります。定期点検を行わないとさまざまなリスク、またコストが発生してしまう可能性がありますので、損失を出さないためにも必ず実施するようにしましょう。

 

太陽光発電投資の定期点検は法律で義務化されており、定期点検以外にも必要になったらこまめにメンテナンスを行うことで安定した発電、売電収入を得ることができます。メンテナンスを怠ると設備に不具合が出たり、発電量が減ってしまって売電による収益が減ってしまう可能性がありますので、定期的に太陽光発電設備をメンテナンスするようにしましょう。これから太陽光発電投資をしたいと考えている、初めてのメンテナンスでどうしたらいいかわからない、という方は当記事の内容を参考にしてみてくださいね。

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