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メンテナンスをしないと大損?太陽光発電の保守・運用マニュアル

公開日:2019/07/01  最終更新日:2019/06/12

太陽光発電投資は東京でも注目を集めており、実際に家庭の屋根や空いている土地、所有しているビルなどで発電をおこなっている人は増えています。

一般的に太陽光発電自体はメンテナンスフリーと言われていることも少なくありませんが、本当にメンテナンスはいらないのでしょうか。

太陽光発電はメンテナンスフリーなのか

太陽光発電を導入するときに、メンテナンスフリーだという説明を受ける人は少なくありませんが、それは以前、長期保証となっていたことが大きく関係しています。しかし実際には屋外で利用するので天候の影響を受けてしまったり、想像していないトラブルが発生している場合もあります。

また太陽光発電は太陽光パネルだけで成り立っているというイメージを抱かれてしまうこともありますが、決してそうではありません。実際には太陽光パネル、パワーコンディショナー、ケーブルなどが必要となっているからです。それらの部分はたしかに何も問題なく20年間使い続けることができる場合もありますが、条件によっては調子が悪くなってしまう場合もあります。

したがって、全く手入れをすることなく売電価格が一定の間はずっと使い続けることができるわけではなく、定期的に手入れをする方がより良い状態を維持しやすいといえます。ただ、費用に関しては業者によっても違っており、有料でおこなっているところもあれば無料というところもあります。また、保証期間内であれば無料というところもあるので、一度約款を見てどのような扱いになっているかをチェックしておきます。

一般的な家電製品でもメンテナンスは必要

太陽光発電は太陽光パネル、パワーコンディショナー、ケーブルなどを利用して発電し、さらに人によっては蓄電池も利用しています。ただ全て屋外で利用されているので、天候、気象条件、自然災害などによってどうしても劣化、不具合が生じることもあります。

その際、ただ単に売電ロスが発生してしまうだけであれば、太陽光発電投資をおこなう最初に計算した利益よりも少ない利益となる程度です。しかし被害自体は利益が少なくなってしまうというだけでなく、それ以外の被害が発生してしまう可能性も十分あります。例えばパネルが壊れたままになっているのを放置してしまうと、発火してしまい、大規模な火災につながる可能性も否定できません。

また自然災害の発生によって太陽光発電システム自体が壊れてしまい、全く使えなくなってしまうこともあります。台風などで強風が吹き荒れた場合は、破損した部品が隣家などに飛んでいってしまうこともあり得ます。またこのような自然災害だけでなく、雑草を生えたままにしておくと太陽光パネルに太陽光が当たらない場所ができてしまうこともあります。つまり、全くメンテナンスをしなくても大丈夫というわけではなく、異変を発見するという点からも必要となってきます。

また、異変を発見するだけであれば素人がおこなっても問題はないのではないかと考える人もいますが、素人でも十分とは言い切れません。太陽光発電システム自体は複雑な構造をしており、パッと見では大丈夫そうに見えても不具合が生じていることもあり得ます。したがって、実際に点検をする際は自分たちでも定期的におこなっておく必要はありますが、業者に依頼して定期的にしっかりとチェックしてもらうことが重要です。ただ業者に依頼する場合は無料点検があれば費用は発生しませんが、それ以外の場合は点検費用が発生します。

修理の方が高い費用になる可能性

太陽光発電システムは一時期メンテナンスフリーと言われていることもありましたが、実際には定期的に手入れしなければなりません。しかし定期的におこなうことによって必要な発電量を維持できるようになるので、決して手入れ自体は無駄なことというわけではないと言えます。また、手入れをしないままでも発電し続けることはできますが、発電量が減ってしまう可能性も否定できません。

現在では定期的に太陽光パネル、パワーコンディショナーなどの手入れをしている人も多くいます。ただメンテナンス自体は素人がおこなうのではなく、業者に依頼する必要があるのでどうしても費用が発生してしまいがちです。その費用自体は作業内容や業者によっても変わりますが、出費があるということには変わりありません。その費用がもったいないという意見もありますが、長い目で見てみると決してもったいないとは言い切れません。

そもそも、太陽光発電システム自体はある程度まとまった費用を初期費用として用意して導入しています。パネルの発電効率もアップしているので従来に比べると導入費用は安くなっていますが、それでもまだ安いとは言えません。一般的に太陽光発電投資の利回りは年10%程度が期待できると言われており、日照時間や利用しているパネルの性能によってはもう少し高い値も期待できます。したがって太陽光発電投資は他の発電投資と比べても高利回りのため魅力的な投資方法だと言われる場合も多々あります。しかし年10%というのは設備に全く不具合がなく、天候条件も整った状態で期待できる数字です。つまり設備になんらかの不具合が生じている場合、年10%の利回りは期待できなくなってしまいます。

太陽光発電の設備が故障、破損した場合、そのまま放置しておくと発電量は格段に下がっていき、当初期待していた利益を受け取れない可能性が出てきます。また不具合をそのまま放置しておくとより大きなトラブルが発生したり、大規模な破損・故障を引き起こしてしまう可能性もないわけではありません。もちろんこのような状態になった場合は修理をしたり交換したりすれば再び太陽光発電システムを利用できるようになります。しかし修理や交換にかかる費用は、トラブルが拡大すればするほど高額になってしまい、太陽光発電投資の利益以上の額となってしまう可能性も否定できません。つまり太陽光発電システムのメンテナンスを怠ってしまうと、ときには大損してしまう可能性も出てくるというわけです。

また隣家などに迷惑をかけてしまうとそのトラブルに合わせた費用を払う可能性もあり、太陽光発電投資の利益が全くなくなってしまう可能性もあります。ただこれらのトラブル自体は定期的に異変がないかをチェックしたり手入れをしていれば回避できるものも少なくありません。したがって太陽光発電投資をおこなう際は、業者に依頼して定期的にメンテナンスをおこなって、不具合がある場合は被害が拡大する前に修理・交換をおこなうようにします。そうすれば利益以上の修理費用損害賠償金を払わなくても良くなるので、大損してしまうということはなくなります。

太陽光発電システムはメンテナンスフリーと言われていたこともありますが、実際には定期的に点検して必要に応じて修理・部品交換などをおこないます。そのまま手入れをしなくても利用し続けることは可能ですが、発電量が少なくなったり、設備が大規模に壊れてしまう可能性も否定できません。さらに周りの家にも迷惑をかけてしまったりして、修理費用を払ったり損害賠償請求に応じなければならない可能性も出てきます。それらの費用は太陽光発電投資で得た利益よりも大きくなる可能性もあるので、大損してしまう場合も珍しくありません。もちろん定期点検も費用はかかる場合がありますが、放置した後の修理費用や損害賠償の額に比べると少額なので、投資によって得た利益を全て使い果たしてしまうことはまずありません。

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