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太陽光発電投資に影響を与えるRE100とは

公開日:2020/07/15  最終更新日:2020/07/03

太陽光発電は環境にやさしく、エコなクリーンエネルギーとして広く知られるようになり、投資においても地球環境全体に負荷の少ない方法としてさらなる普及の動きが広がっています。そのような中で、事業活動によって生じる環境負荷を低減させるために、2014年に国際的な環境イニシアチブであるRE100が設立されました。

太陽光発電の促進を図るイニシアチブがある

RE100はRenewable Energy 100%の頭文字をとった国際イニシアチブで、2014年に発足し、現在は今や世界的な潮流になりつつある動きになります。RE100には世界中の著名企業が参加表明しており、今後の太陽光発電における投資にも影響する動きとして注目を集めているのです。

このイニシアチブは、再生可能エネルギーで企業が必要とする電力を100パーセント調達することを目的とした取り組みになり、化石燃料を使用しないということを意味しているのです。

ただ、この取り組みへの参加表明がそのまま即時化石燃料を用いた電力の調達をやめることを強制されるわけではなく、2050年までに化石燃料を使用しない燃料調達を実現することを目指した行動をおこなうということになっています。

その代わり、水力や太陽光、風力や地熱、バイオマスといった再生可能エネルギー資源をもとにした燃料調達をおこない、100%再生可能エネルギーでの電力調達をおこなうことになります。このような企業側の動きは、今後の太陽光発電投資に影響するものと考えられており、今後の企業における投資活動の促進という点でも期待されているところといえます。

また、こうした動きによって企業に関心のある投資家からの期待度も高くなり、企業の将来性が高く評価されるポイントとなることも考えられます。そのため、RE100はこれらの点などで太陽光発電投資の拡大や活性化に影響をもたらし、今後の地球レベルでの地球温暖化改善などを推進していく動きとなるでしょう。

つまり、太陽光発電投資に影響を与えるこのイニシアチブは投資家たちから選ばれる企業でもあり、経済的な視点からクリーンエネルギーの普及を後押しする動きとなることが期待されます。

このようなRE100ですが、実はイニシアチブとしての参加を希望する企業全てが無条件に参加できるようになっているわけではなく、8つの基準を満たしていくことが必要です。そこで、次にこのイニシアチブへ企業が参加を希望する場合に満たす必要がある具体的な参加基準についてご説明しましょう。

参加するにはどのような基準があるのか

RE100に参加することを希望する企業が満たす必要のある基準として8点が挙げられており、どのような基準であるのかをご紹介してみたいと思います。

まず、消費エネルギーが100GWh以上ある世界的に認知された企業であることという点が挙げられおり、グローバルな活動などをおこなっており、世界で知られているといった点が示されます。そして、2050年までに再生可能エネルギーを100%使用して全ての企業活動をおこなうことを公約していることが挙げられます。

次に、先ほどの全ての企業活動という言葉の定義はGHGプロトコルに則ることが示されており、企業はグループ単位で参加し、子会社は例外的に一定条件を満たす一定場合は未参加も認められるとされています。

このイニシアチブが定めている最低限の期限目標達成戦略を持っており、毎年おこなわれるCDP気候変動の質問のフォーマットにおいて報告書を作成することや進捗状況を事務局に提出すること、さらに提出情報は第三者監査を受けるということなどが示されています。

これらの基準はすべての企業に該当しますが、発電事業や再生可能電力設備製造などのように収入の大半を発電によって得る企業などは参加については別に定められた条件も満たす必要があります。このように、このイニシアチブに参加するためには、これらの基準を満たす必要があり、申請をおこないチェックを受けて参加できるかどうかの判断がおこなわれるのです。

加盟企業数は既に200社を超えており、日本企業はそのうち8分の1を超え、日本で初めて参加したリコーに続いてその後も活動規模の大きな企業が続いて参加しています。活動規模の大きな会社は資金的な面からもイニシアチブの動きを推進しており、これらの企業による太陽光発電への投資は重要なものと考えられています。

併せて、将来性に期待を寄せる投資家たちからの投資を通し、参加企業の太陽光発電への投資活動がさらに促進される状況にもなっています。

イニシアチブに参加する企業のメリットは何か

日本からも国際的に知られる企業がこの国際イニシアチブの活動に参加していますが、参加企業にとってこうした活動に参加する利点はどのようなことがあるのでしょうか。

この点については、まず挙げられるメリットとして、再生可能エネルギーで事業をおこなっている各国の企業と情報を交換する機会が得られることが挙げられるでしょう。日本では自然エネルギーを活用した発電に関するノウハウや対策はまだ少ないと考えられており、こうした活動を通して国際社会で先進的な事例を有する企業との情報交換ができるメリットがあります。

そして、実現可能な計画を立てたり、取組みに関する相談などをおこなうことができ、現実的な取り組みが可能になるといった点が挙げられます。他にも、こうした動きに参加することで企業が地球環境の改善を目指して取り組みをおこなっているということを示すことができ、国際的にもこうした動きへの取り組みは知られることになります。

そのことによって、消費者へアピールするだけでなく投資家へもアピール可能になり、国際的な視点でさらにポジティブな知名度を向上させることにもつながります。そして、その結果、国内や海外からの投資活動の活性化にもつながっていくでしょう。

さらに、こうした再生可能エネルギーは天然のものを利用するため、化石燃料などによくみられる燃料費の高騰リスクを抑えることにもつながり、長期的に見るとコスト削減につながるといったメリットがあります。また、この動きを通してダイレクトに環境問題改善への努力をおこなうことができ、こうした姿勢は他の企業のモデルにもなるでしょう。

これらのメリットはこの動きに参加する企業にとっても、企業活動へも良い影響をもたらしてくれますし、グローバルな視点で見たときにも太陽光発電投資に望ましい影響をもたらすものでもあるでしょう。

 

太陽光発電は環境にやさしいクリーンエネルギーとして今後もますます重要になっていく発電システムになります。こうした活動をさらに国際企業として推進していこうとする動きがRE100になり、具体的な企業の取り組みを通してクリーンな地球の実現を図るために具体的な目標を掲げています。

このイニシアチブに参加するためには、あらかじめ設定された基準を満たす必要があり、参加することでさらなる企業活動の充実が図れるようになるでしょう。

太陽光発電投資に影響を与えるRE100は、今後もさらに参加企業が増えていくことが期待されますし、今後の太陽光発電への投資の拡大という点でも地球環境を視野に入れた参加企業活動に対する期待感は高いといえるでしょう。

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