近年、何か良い副業はないかと考えるサラリーマンの人が多くなりました。ワークライフバランスを重視する企業が増えてきた影響で、アフターファイブの時間や週二日ある休日を自由に使う余裕が生まれているからです。その候補として太陽光発電投資が挙げられますが、一体どのような投資方法なのでしょうか。
太陽光発電投資は手間がかからない
太陽光発電投資の特徴として、設備の準備や初期投資準備以外は特に手が掛からないことが挙げられます。太陽光発電投資は次のようなモデルで利益を得ることを目指す投資です。
まず、土地などの不動産を購入し、その場所に太陽光発電パネルを設置することで発電をおこないます。そして、その電気を電力会社に買い取ってもらうことにより利益を得るというもので、発電量が大きく、電力の単価が高いほど売電による収益が大きくなります。仮に日照量が同じで、使用している太陽光発電パネルも全く同一のものなら、単純に考えるとパネルの面積に比例した利益が得られます。そのため、基本的には初期投資として土地などの不動産と太陽光発電パネルを購入し、売電するためのシステムを整えるための費用がかかります。そして、その投資額に大体比例する形で毎日電気を起こすことができ、その売却利益によって初期投資した分のお金を取り戻していくことになるのです。
太陽光発電投資を始めるにあたって、最初にどの土地を買いどのメーカーの太陽光発電パネルをどんな形で設置するかを吟味することが重要です。しっかりと利益を得るために考えることとしては、太陽光発電パネルの角度をどのように設定するかを考える等が挙げられます。また、年間を通じてどのくらいの発電量があれば何年で元を取れるのかを具体的な計算も必要になっていきます。
このように準備段階でかなり手間が掛かりますが、一度太陽光発電システムを稼働させたらそれ以降は殆ど手間が掛からない・放置しても電気を産出してくれる・電気をシステムを通じて電力会社に買い取ってもらえるようになっているなどの魅力があります。しかし、完全に放置していると日照や降雨、埃などの影響で太陽光発電パネルが劣化してしまうと発電量が低下します。その対策として定期的にメンテナンスをする必要があるものの、専門業者にメンテナンスを任せておけば一切手を出す必要はありません。始めてしまえば基本的には放置しておいても、収入が入ってくる投資ということが分かります。
本業に影響が出にくいからやりやすい
太陽光発電投資は基本的には開始段階に手間がかかるだけで、始めてからは一切手をかける必要がありません。サラリーマンでも始めやすいと言われているのは、本業が忙しい人であっても問題なく取り組めるからです。始めてしまえば基本定期的に発電量がどのくらいで、売電した結果としてどのくらいのお金が入ったかを確認すること、またあまり発生しないですが発電量を見ていてちょっと低すぎるのではないかと思ったときに、業者に点検の依頼をすることくらいです。定期メンテナンスは必要になりますが、業者と契約をしていればメンテナンスのことを忘れてしまっても、必要な時期になれば業者の方から連絡をしてくれます。ネットショップ経営やアフィリエイトなどは、収入を得るためにかなりの労力を費やさなければならず、場合によっては時間や体力、集中力や疲れといった点で本業に悪影響を及ぼすリスクがあります。しかし太陽光発電投資はサラリーマンとして本業を持っていても、本業への支障が生じにくいです。
しかし本業への支障が生じにくい太陽光発電投資でも、デメリットはあります。デメリットとして、始めるときにはかなりの労力がかかる・専門業者と相談して土地選定や、予算から考えてどのくらいの収益を見込んで投資すべきかの吟味は、週末くらいしか時間がないという場合には何週間もかかってしまう点が挙げられます。また売電価格を国が保証してくれる制度があり、年々保証されている価格が低下してきているため早めに決断したほうが良いのも確かです。だからといって、焦って誤った判断して失敗したくない気持もあると思います。そこで一旦売電価格に関する保証は度外視して考えて、一旦始めれてみると良いのではないでしょうか。長期的に見て初期投資額を取り返せると前向きに捉えると、焦って始める必要はありません。
サラリーマンとして働いていて忙しい人も、余力があったときにアポイントを取って専門業者と相談を進めていけば問題ありません。たくさん稼ぎたい人は急ぐ必要があるかもしれませんが、投資によって資産形成ができれば十分というスタンスで取り組むなら、落ち着いて準備を進められると言えるでしょう。
副業禁止のケースでもできることが多い
サラリーマンが副業をしたいと考えたときに問題になりやすいのが就業規則で、多くの企業や官公庁は副業を全面的に禁止しているのが実態です。しかし太陽光発電投資は明確な見解があるわけではありませんが、株式投資などの一部の資金投資や、事業規模ではない不動産投資等と同様、事業規模でなければ副業禁止になっているケースでも取り組める可能性が高いです。これは最初の準備を済ませてしまえばその後の手間が掛からない株式投資や事業規模ではない不動産投資等と同様、本業に支障が出るリスクが低いと考えられやすいためです。事業規模でおこなうと問題になるリスクはあるため、勤務先の会社に太陽光発電投資に関して、どのような見解を持っているかを投資を始める前に確認しておいたほうが良いでしょう。特に巨額の投資をする場合には事業規模と見なされてしまう可能性があるので、あらかじめ問題ないという話をもらっておけば安心です。
太陽光発電投資は本業が忙しいサラリーマンでも取り組める副業です。始めるときには太陽光発電パネルを設置するための土地をどれにするか、設置するパネルはどのメーカーのものにするかなどといったさまざまなことを検討しなければならないため、最初に手間がかかってしまうことは否めません。しかし、太陽光発電システムを稼働させた後のやることとしては、発電量の確認や定期的にメンテナンスをする程度です。不動産投資と同様に業務負担が少ないことから、副業禁止とされている会社でも取り組めるケースが多いという点でもサラリーマンに向いています。