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投資用太陽光で考えられるトラブルとは何?

公開日:2020/07/16  

株式投資や不動産投資等と比較して堅実に収益を上げられることや、非常時の電源確保にも重宝することで注目を浴びている太陽光発電投資ですが、始めるにあたってトラブルも起きる場合があるようです。

そこで今回は、太陽光発電投資関連のトラブルとその防止策を見ていきましょう。

設備トラブルはどんなものがある?

最初に設備トラブルから見ていきましょう。具体例として挙げられるのは、パネル部分の破損や故障・発電設備設置後の雨漏り・太陽光発電のパワーコンディショナーの故障などが挙げられます。

それぞれトラブルの原因で挙げられるのは、パネル部分の破損は外からの強い衝撃やパネル内部に発生した不具合や破損・故障が起きたり、雨漏りはパネル設置時に空けた穴に隙間があったり、瓦屋根の家だとパネル設置後に瓦屋根を元に戻す際にずれている、屋根の防水機能を果たす屋根材と防水シートに傷が入ることが原因のようです。

更に太陽光発電のパワーコンディショナーの故障は、施工時の初期不良や経年劣化により発電しなくなったり、パワーコンディショナーの接続部分から火が出る、またフィルターの目詰まりやパワーコンディショナーに水が入る、トラッキング(※コンセントとプラグの間にホコリが溜まり、そのホコリが空気中の湿気を吸うことで、漏電し発火する)という現象も起きることが原因としてあげられます。

これらの対処法や対策として、パネル内のセルが破損する前に、ガラス交換を行う・こまめに通気口や表面の清掃を行うなどが挙げられます。また、メーカー保証でトラブル発生時の保険に入っておくなどの対策も取れます。

他にトラブルはどんなものがある?

次に挙げるのは反射光トラブル・雑草トラブル・契約前のトラブル・投資関連の詐欺になります。どれも太陽光発電投資を行うにあたって必ず考えておかなければならないもので、特に反射光や雑草のトラブルに関しては、近隣の方々にも大きく関わってきます。

反射光トラブルは太陽光パネルの反射によって近隣の方々へ太陽光が差し込んでしまうことで、不快感を与えてしまったり熱中症などの体調不良を訴えてきたりなどがあります。これは太陽光発電の中でも特に発生しやすいトラブルであり、以前にも太陽光発電によって熱中症に掛かったため賠償金を請求する訴訟が起こり裁判にまで発展した事例もあります。

次に雑草トラブルは、雑草が生えることでパネルや発電機材の故障・ショートや害虫・害獣発生、景観の悪化、敷地外までに侵入する、大雨などで除草剤の農地流入、土壌流出などが挙げられます。屋外の屋根上ではなく平地に設置すると、地面から生えている雑草が絡んできてしまい発電量が減ったり、設備の不具合が起こったり、景観が悪くなりゴミの不法投棄が起きたり、自分の敷地だけでなく隣の家にまで雑草が伸びてしまったり、害虫や害獣が出て配線の損傷が出てしまったりなどがあります。また、近くに農地がある場合は農作物に影響を与えてしまう場合もあるようです。

次に契約前後のトラブルや投資詐欺ですが、太陽光発電業者と商談時に、高額な初期費用を提示される、発電シュミレーション時に実際の発電量を大きく上回った量を数値で提示してくる、キャンペーンなどで品物贈呈があるはずなのにもらえなかった、初期費用の支払後に音信不通になった、別商品の購入誘導を受けた、契約後の工事中断などがあり、毎年様々なトラブルが消費者生活センターに連絡が入ってきています。

それぞれトラブルが起きる原因としては、家屋に差し込む反射光の量の計算が不十分なこと、除草作業が不十分なことがよく挙げられます。反射光や雑草トラブルの対策としては、事前に季節や方角、時間毎の反射光シミュレーションを行うことが重要です。もしご自身でのシミュレーションが難しければ、業者に相談して一緒にシミュレーションしてみたり、ご自身でも設置場所に鏡を持って実際の角度や高さを合わせて見れば、どの場所が反射光になるのかを確認できます。

除草対策としては、こまめに雑草を抜く・刈り取る・生えているのを枯らす・そもそも生えさせないことが大切です。またご自身で草むしりをするだけでなく、業者が提供していることが多い除草対策のサービス(草刈機・除草剤・除草シートなど、他には砕石やグラウンドカバー、動物を利用した除草ツールを用意している場合もある)を利用するのも良いでしょう。また、どの除草ツールを使うかでも費用・メリット及びデメリット・効果も変わってきますので、事前によく状況を確認し検討しどのツールを導入するかを決めると良いでしょう。

また契約前後のトラブルや投資詐欺に関しては、事前に見抜くのが難しくまたこちらに落ち度があるわけではないため、気を付けても防ぐのが難しい部分です。ですが、対策としては事前に業者の評判や実績、サービス内容を入念に調べておき、口コミなどで実際の対応がどのようになるかを確認しておくとトラブルが防止できる可能性が高くなります。

トラブルを防止するには?

さまざまなトラブル事例を挙げてみましたが、共通してどのような対策をすれば良いかをまとめてみました。

① 契約前に契約内容・サービス内容をきちんと確認する
業者と契約を結ぶ前に契約書等で内容提示されることが殆どかと思いますので、記載されている契約内容を一通り良く読んでおき、自分の希望の補償内容が漏れずに入っているかを確認しておきましょう。業者が強引に必要以上の内容の付帯を勧めてくる場合は要注意です。よく内容を読んだ上で、不明点があったり、不信感を感じる部分があれば、全て質問しておきましょう。こうすることで、双方のミスマッチが防げますし、もし対応や内容で強く不信感を感じることがあれば、契約しない選択もできます。

② こまめに専門業者にメンテナンスを依頼する
太陽光発電の設備は天候不良や経年劣化また周辺環境の影響を大きく受けますし、またそれで発電量が大きく変わります。そのため、定期的に設備に問題がないかを専門業者に相談するのも大事なことです。もしメンテナンスに来てもらった際に不具合を発見できれば、早めに対応してもらうことができます。

③ 評判、体制、補償内容を確認してから業者を選択する
また契約以前に業者選びも非常に重要です。施工業者が専門の資格や各メーカーの施工ID(発電システムのメーカーによる技術指導を受講済の人のこと)を保有しているか、設置時に設備の注意点をきちんと説明できるかを確認しておきましょう。また、トラブル発生時に迅速に対応をしてくれるか・建物内部の損害時に補償を受けられる住宅用火災保険を用意しているのも重要なポイントです。すぐに業者を絞るのではなく、複数の業者を検討して見積もりを出してもらい、その上で自分に合った業者を選ぶのがよいですね。

まとめ

太陽光発電投資を始めるに当たって、発生しやすいトラブルや対処法、及び防止策を挙げていきましたがいかがでしたでしょうか。トラブルは完全に防ぐのは難しいですが、事前に対策をしておけばリスクを減らすことはできます。また万が一起きてしまっても、対処法を覚えておけばスムーズに対応できますね。是非、この記事の内容を参考にしてみてください。

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