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太陽光発電ファンドとは?仕組みやメリットをわかりやすく解説!

公開日:2023/02/15  最終更新日:2023/01/16


個人で太陽光発電を設置しようとすると、土地を含めて1,000万円以上の費用が必要になります。しかし、太陽光ファンドでは10万円からの小額投資が可能で、太陽光発電の知識がなくても出資者として分配金を得ることができるのです。分散投資先として今後も期待できる投資手法である、太陽光発電ファンドの仕組みとメリットを解説します。

太陽光発電ファンドとは

ファンド(投資信託)とは、他者から集めた出資金を投資に回す手法をいいます。投資先で収益が発生すれば分配金として出資者に還元されるのです。したがって太陽光発電ファンドを簡単にいうと、再生可能エネルギーへの投資信託になります。企業、自治体が合同会社を設立、出資者を募って投資。太陽光発電を自分で設置するにも高額な費用がかかります。太陽光発電を設置するより、遥かに安い費用で太陽光発電に投資できる方法です。

太陽光発電ファンドの仕組み

太陽光発電ファンドの仕組みは、とてもシンプルで分かりやすいのが特徴的です。太陽光発電ファンドの出資金額は10〜50万円から選べ、自分で太陽光発電を設置するよりだいぶ安く抑えられるでしょう。太陽光発電ファンドが可能となる土台には、FIT制度が関係しています。FIT制度とは固定価格買取制度のことです。固定価格買取制度は2012年から開始され、脱二酸化炭素、再生可能エネルギーの普及を目的として実施されました。対象となる再生可能エネルギーには太陽光発電も含まれています。太陽光発電施設で発生した電力を電力会社に一定期間買い取ってもらえるのです。

ちなみに住宅用は買取期間が10年、産業用が20年となります。発電した電力を固定期間電力会社に買い取ってもらえるため、安定した日射量が得られれば資産を築けるでしょう。詳しい内容としては、太陽光発電ファンドでは営業者と呼ばれる企業に出資し太陽光発電に投資され、発生した電力を電力会社に売り、収益が営業者に渡るのです。営業者に渡った収益の一部が出資者に分配されるという仕組みになります。営業者には、運用手数料以外にも太陽光発電のメンテナンス、管理費用も含まれるのです。

太陽光発電ファンドに投資するメリット

太陽光発電ファンドではさまざまなメリットが存在します。株式や債券にはない特徴を把握しましょう。

10万円から少額投資が可能

太陽光発電ファンドは少額投資ができ安定した収益に期待できます。出資金額は1口10〜50万となりますが、自分で太陽光発電を設置しようとすると100〜200倍の金額はかかるため、非常に低価格な投資が可能です。また、自分で太陽光発電を所有すると高額な費用がかかるため、投資先としてよほど金額に余裕がなければ複数は所有できません。一方で太陽光発電ファンドでは小額投資ができるので、複数の投資先に出資できます。分散投資の面からも、よりリスクを抑えられるのがメリットです。

利回りが高い

太陽光発電ファンドの利回りは6〜10%です。太陽光発電を個人で行う場合には10%前後の利回りを得られますが、メンテナンスや管理の必要性や初期費用の高さもあり、初心者向けではありません。太陽光発電ファンドは少ない出資金で利回りも高く、ローリスクハイリターンが魅力的です。太陽光発電ファンドの運用手数料を引かれても、高利回りは期待できるでしょう。

環境に優しい

太陽光発電ファンドは再生可能エネルギーの太陽光発電に投資をし、電力を売ることにより収益を発生させます。再生可能エネルギーは脱二酸化炭素化を進めるためにも必要不可欠であり、国をまたぎ全世界で取り組んでいる課題です。

太陽光発電ファンドに投資するということは分散投資の観点からみても重要で、社会貢献にもつながります。太陽光発電ファンドに投資する人が多くなることは、自然環境を守る視点を養えるということです。世界的にSDGsに取り組まなければならないため、太陽光発電は今後も期待できる投資先になるでしょう。

知識や経験がなくても問題ない

太陽光発電を個人で行うには事前に知識を深める必要と初期費用がかかります。また、機器のメンテナンスや管理の手間も必要になるので初心者には難しいです。一方で太陽光発電ファンドは知識や経験がなくてもはじめられます。管理やメンテナンスは営業者に任せられるため、手間も時間もかかりません。少額投資が可能なため、リスク分散にも向いています。

太陽光発電ファンドに投資するデメリット

太陽光発電ファンドのメリットは素晴らしいものが多く、魅力的に映ります。ただし、デメリットにも視点を移し、事前にリスクを知っておく必要もあります。

天候に左右される

太陽光発電は太陽からの日射量によって電力量が変わります。天気は日々変動しており、得られる電力も同じように変動するのです。営業者側も事前にシミュレーションを重ねて運営していますが、天候を操ることはできません。自然エネルギーである分、思うような売電収益が得られず分配金が当初よりも少ない場合も想定されます。収益が少なくなる可能性ができていないと、だまされたと思うかもしれません。天候によるリスクをとらえた上で「どこまで出資できるのか?」を考え、投資先を地域によって分けたり、複数の投資先を検討したりすることも考えておいたほうがいいでしょう。

自然災害の被害の可能性

太陽光発電は天候に左右されますが、自然災害の被害も深刻な問題です。台風や土砂災害、落雷、地震で太陽光発電が損傷すると復興までに時間がかかります。復興の間、発電量が少ないと収益性も下がります。収益性が下がると出資者に還元される分配金が低下する恐れも。太陽光発電ファンドが、自然災害の損害保険に加入しているかを事前に確認しましょう。

途中解約ができない

太陽光発電ファンドでは1〜20年の投資期間があります。投資期間中の途中解約はできないところがほとんどです。仮にできたとしても、違約金が発生するため元本割れのリスクも発生します。太陽光発電は短期投資より中長期投資に向いているため、短期の高利回りでは損をする可能性が高くなるでしょう。中長期的に投資できるようにファンド選びには慎重に行ってください。

元本保証がない

太陽光発電ファンドでは元本保証がないところがほとんどです。ファンドを運営している企業の情報を事前に入手して吟味しておいたほうがいいでしょう。運営している企業の信頼性や財源性を知っておくと倒産リスクの回避にもつながります。

太陽光発電ファンドに投資する方法

太陽光発電ファンドに投資するには大まかに2通りの方法があります。2通りの違いと特徴について学び、自分にあった投資方法を選びましょう。

太陽光発電ファンド

太陽光発電ファンドは未上場になり、運営している企業のサイトから出資します。運営期間は1〜20年の固定期間となり、途中解約はできません。太陽光発電から生み出した電力を売ることで収益を発生させ、分配金が得られるタイプになります。

上場インフラファンド

インフラファンドには、再生可能エネルギー設備を対象として東証に上場しているタイプがあります。上場しているインフラファンドでは、株式投資のように株の価格差による売買で収益を発生させるキャピタルゲインと分配金をメインとするインカムゲインの両方を得られるのです。解約も自由の代わりに株式のように価格の変動が日々起きているため、収益も日々変動しています。太陽光発電ファンドのように安定してはいませんが、予想以上の期待値が発生する可能性も秘めているといえるでしょう。

まとめ

太陽光ファンドのメリットには、小額投資ができたり、利回りが高く安定した資産が築けたりすることがあげられます。デメリットは、天候や自然災害の脅威による損害があれば、元本保証がない点、途中解約ができない点です。太陽光発電は不安を感じるところも魅力に感じるところも多く兼ね備えた投資方法でしょう。太陽光発電は日本のみならず全世界的にも関係してくる再生可能エネルギーになります。売電価格は一番売れたときに比べて40%ほど低下していますが、太陽光発電に関わる部材価格、設置費用の価格も下がってきているのです。太陽光発電の普及が進んでいる現状から、今後の市場の拡大も見込まれます。現在の投資状況を把握し、自分の投資方法を確立させましょう。

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